市販のパソコンを使ってきたけど性能に不満を覚えてきた、市販パソコンは高いから安く高性能のパソコンを購入するためにもBTOパソコンを選びたいなど考えたものの、実際にBTOパソコンをチェックしてみると多くの専門用語やスペックに戸惑ってしまいます。
どんなBTOパソコンを選べば自分が満足できるのか、どう選んでいけば間違いがないのかなどは、専門用語の知識などがないとなかなか判断が出来ません。
今回はBTOパソコンを購入する際にチェックする様々な項目のうち
- モニターの簡単な選び方
- モニターの目的用途を考慮した選定方法のポイント
これらのポイントを重点的に紹介しているので、もしあなたがBTOパソコンのモニターの選び方で迷われている場合はぜひご確認ください!
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モニターの基礎知識
モニターまたはディスプレイは厳密にはPC内のパーツではありませんが、パソコンのデータを表示する、ゲームを楽しむなど、パソコン操作では必須です。
スピーカーが搭載されているタイプ、されていないタイプなどの違いもあり、搭載されていないモニターを選んだ場合は別途スピーカーも必要になります。
モニターを選ぶ際は
- 画面の大きさによる違い
- 解像度
- 液晶パネルの違い
- 接続方法の違い
などが重要です。
画面による違いは見た目はもちろん、モニターを置きたい場所に設置可能な大きさかというのもうっかり忘れてしまいがちなので注意しましょう。
解像度は4K、フルHDなどで表されることも多く、単純に大きければ高精細な映像の表示が可能になる……というのも間違いではありません。
しかしグラフィックボードの性能を超えた解像度のディスプレイを選んでも性能を発揮することはできませんので、購入予定のグラフィックボードと合わせて検討することをオススメします。
モニターの選び方
BTOパソコンを購入する際にモニターを選ぶ場合、以下の項目をひとつずつチェックしていきましょう。
大きさ
家電屋さん、パソコンショップなどで販売されているデスクトップパソコンのモニターは23.5インチ辺りが多く、画面だけではなく縁部分や高さ、奥行きなどを合わせた大きさも確認しておいてください。
画面の大きさや綺麗さはもちろん考慮する必要があるものの何よりも「置きたい場所に設置できるかどうか」は大切で、何も気にせず購入して置き場所に困るなんてことにはしたくないですよね。
画面だけではなく物理的な大きさも含めてモニターを考え、置き場所に設置出来るサイズ以内で欲しいモニターを選びましょう。
解像度
家電屋さん、パソコンショップで多く見かけるモニターの解像度は「フルHD1920×1080」となっていて、基本的にはこのサイズがあれば大きな不満はなく使えます。
高解像度、大画面のモニターはグラフィックボードが対応している範囲までしかきちんと表示されないのでまずは性能を確認し、グラフィックボードの対応範囲内で選びましょう。
液晶パネルの違い
モニターは液晶パネルの種類によっても発色や応答速度が違うので、こだわりたい方は液晶パネルの種類も確認し、使いたいタイプを選びましょう。
IPS・ADS
これらのパネルは発色が良い、広視野角であるというメリットがあるためイラストや写真の閲覧などにオススメです。
VA
明暗部のメリハリがついた高いコントラストが特徴で、IPSパネルと比較して応答速度が早いため動画やイラストの制作、クリアな画像で映画などを楽しみたい方にオススメします。
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TN
応答速度が早く入力データの表示が早いとゲームや動画視聴にオススメのタイプがTNパネルで、一方視野角が狭いので正面に座って楽しめる場合にオススメです。
端子の違い
モニターとパソコンを接続する端子も多くあるので万が一違ったタイプを購入した場合も変換器などを使えば接続は可能なものの、できれば合った端子を選びましょう。
- DisplayPort:高解像度に強い
- HDMI:汎用性が高く音声転送可能
- DVI:少し古い規格のデジタル端子
現在多く採用されているのはHDMIで、多くのBTOパソコンでも使えるので高解像度にこだわってない場合はHDMIであれば問題ありません。
BTOパソコンを作るときのモニターの選び方のポイント
モニターのチェック方法、調べ方を理解したところで、いよいよBTOパソコンを購入する、カスタムが必要な場合はカスタムする際の選び方のポイントをチェックしていきましょう!
使用用途・目的
モニターはグラフィックボードの性能を超えた表示はできずその逆も同じで、BTOパソコンを購入する際に大切な使用用途や目的を最初にしっかり考える必要があります。
高解像度でゲームや作業がしたい、きれいな画面で映画を見たいなど目的がある場合はそれに合わせたグラフィックボードを選択しているはずなので、モニターもグラフィックボードの性能に合わせて選びましょう。
また先程も紹介しましたが、どれだけ高性能なモニターを選んでも物理的に置き場所がなければパソコンを使うことが出来ず、もったいない買い物になりかねません。
物理的な大きさや置き場所、しっかり設置した上でパソコン操作が可能かどうかを把握し、万が一にも「買ったのに使えない!」なんてことがないように注意しましょう。
あとはモニターの選び方での項目
- 解像度
- 液晶パネルの違い
- 端子の違い
を確認しておけば安心です。
予算
4Kモニターなどはまだまだ高額で、高解像度でゲームがしたいからと高いグラフィックボードやモニターを選んでいくと一瞬で予算をオーバーしているなんてこともありえます。
使える予算が決まっている場合はどこで妥協するかを大いに悩むところ、モニターやグラフィックボードに使える予算はある程度決めておくなど自分で調整していきましょう。
他パーツとの組み合わせ、相性
モニターを選ぶ段階でグラフィックボードや端子についてチェックしているので、それ以外で他パーツとの組み合わせや相性で大きく考える必要はありません。
しかしグラフィックボードとの性能や端子は間違えると大きな損失になりかねないので、改めて問題がないか確認しておくと良いですね。
まとめ
今回はモニターの選び方をお話しました。
モニターの選び方をまとめると
- 大きさ、解像度、液晶パネルの種類、端子の違いを確認し、接続できるモニターを選ぶ
- 画面だけではなく物理的に設置できるかどうか、大きすぎて置き場所に設置できないなど問題が起こらないかをチェックする
- モニターとグラフィックボードは性能が一致したものでないと低い側の性能に合わせた能力しか発揮できないため、対応できる範囲に合わせて選ぶ
モニターはBTOパソコンでは初期状態だとついていない場合も多く、一緒に購入したいときはカスタムから選んでいくパターンもあります。
その場合も基本的に接続できないモニターは用意されていないので選べる種類から解像度や大きさ、設置場所などを考慮し、自分が欲しいモニターを見つけていきましょう!
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